五味太郎さんの言葉2
前回の記事で、絵本作家の五味太郎さんの言葉にハッと気づいたお話を書きましたが、今日はその続きです。
ちなみに前回の記事はこちら。
きっと、いつもなら新聞記事を読んだところで終わったのですが、新聞記事の内容が自分の中では衝撃過ぎて、五味さんの他の言葉も聞きたいと思ったのです。
そこで、紹介欄にあった「じょうぶな頭とかしこい体になるために」という本を図書館で借りてみることにしました。
でも、簡単に借りれるかと思いきや、予約がいっぱいでなかなか自分の順番が回ってこないんですね。
そのようなところからも有名な方なのだなということが分かりました。
さて、この本はどのような本かと言いますと、出版元のブロンズ新社の説明ではこのように書かれています。
五味太郎が、子どもたちの疑問、悩みなど50の質問に答えた、生きるためのアドバイスブック。自分で考え、自分で悩み、自分をはげまし、そして自分に自信をもって生きていく......そんな「じょうぶな頭とかしこい体」をつくるためのヒントが書かれたロングセラー。
この説明のとおり、子供向けの本なんです。
でも、十分大人になった私でも学ぶことはありました。
そして、もしも子供の時にこの本を読んでいたらどんな感想を抱いたのかなとちょっと考えてしまいました。
もしかしたら、もっと純粋に五味さんの言葉を受け取ることができたのかもしれません。
そんな中で、心に残ったフレーズはこれです。
「人間、目的、目標を持って生まれてきたんじゃないよ。はっと気が付いたらいたんだよ。食って寝てのそのそ動きまわっているのが、もしかしたら目的、目標かもね。」
目的、目標、努力が大事だと頑張る大人に対して、こんな風に言ってはどうかと子供に教えるところ。
この文章を読んだときに、私は”生きること”を難しく考えすぎているのかなと思いました。
何のために生きるのか。
何を達成しなければいけないのか。
そんなこと考えずに生きるのもありかもしれないと。
本当はもっとシンプルなんじゃないかなと思ったのです。
やっぱり、子供の頃にこの本に出会いたかったです。
じょうぶな頭とかしこい体になるために改装版 [ 五味太郎 ]
- 価格: 1540 円
- 楽天で詳細を見る