うつ病を治すためにしたこと(編み物)
休職中に私が取り組んだことを以前に少し書いたのですが、今回はそのうち今も趣味として続けていることをもう少し詳しく紹介していきたいと思います。
(以前の記事はこちらからどうぞ。)
まずは一番最初に取り組んだ「編み物」についてです。
編み物とうつ病の関係
実は編み物でうつ病が改善するという調査もあるようです。
例えば
イギリスの慈善団体Knit for Peace UKが編み物参加者1,000人を対象に行った調査では、70%が編み物によって心身健康を改善された
との報告や
ハーバード・メディカル・スクールのMind and Body Instituteの研究では、編み物は心拍数を1分平均11回減らしヨガのように落ち着きを促進させる
との効果があるようです。
(参考:編み物でうつ病など改善か 英調査 医療費削減への期待も | NewSphere)
また、最近では、”ニットセラピー”という言葉もありますし、マインドフルネスとも関係が深いと考えられます。
初期費用
新しく始めるとなると、編み物の道具や毛糸を揃えなくてはいけません。
まず、かぎ編みを始めるのに最低限必要なものは、次の通りです。
- かぎ針(色々と種類がありますが7号あたりがおすすめです。)
- 毛糸(並太という太さでアクリル毛糸がいいかな。)
- どじ針(糸を最後に始末する時に使う針です。)
今は、100円均一ですべて揃えることができますので、最低300円程あれば何かしらが作れます。ただ、毛糸は色々な色が売っているので、2色以上買うと作品の幅が広がります。
編み物をした感想
2年前に編み物を始めたころを振り返ると、編み物をしている時間は、色々と考え事をして自責をしたり不安になったりすることなく”今”に集中することが出来ました。
いわゆるマインドフルネス状態ですね。
ただ、自分の性格的なところもありますが、始めたらすぐに終わらせてしまいたくなるところがあり、うつ病が急性期の頃は、それに拍車がかかり編み物を始めると区切りの良いところまで一気に仕上げてしまうことが多くありました。
おそらく過集中といって異常に物事にのめりこんでしまう状態であったと思います。
そのため、始めのうちは力を入れることなく、完成しなくても途中で切り上げたり、簡単な作品を作って作成時間そのものを短くする方がよさそうでした。
実際にどんな作品を作っていたのかは、また次回以降に紹介したいと思います。